2013年3月30日土曜日

ポトマックの桜:100周年 米国からハナミズキ寄贈、100本を植樹


ハナミズキを植樹するルース駐日米大使(右から2人目)と林文子横浜市長(同3人目)=横浜市中区の本牧山頂公園で(毎日新聞)






日本から米国に桜が寄贈されてから100年を迎えたことを記念し、米国政府から横浜市に100本のハナミズキが寄贈され、同市中区の本牧山頂公園で29日、ルース駐日米大使や林文子市長らが植樹式を行った。

 桜は1912年、日米友好のためワシントンに寄贈された。植樹されたポトマック河畔一帯は桜の名所となり現地の人々に愛されている。寄贈を提唱したのは、当時横浜を拠点に活動し、横浜外国人墓地で眠る米国人紀行作家、エリザ・シドモア。桜が横浜港を経て届けられた縁で、今回ハナミズキが横浜に寄贈された。

 植樹式には近隣の市立竹之丸保育園、錦保育園、山手保育園の子どもら59人も参加し、ハナミズキの根元に水やりをした。

 ルース大使は「桜は日米の深い絆のシンボル。私も子どものころ両親に連れられてワシントンで満開の桜を見た。私どもが何世代にもわたって桜を楽しんだように、皆さんもハナミズキを楽しんでいただきたい」。林市長は「子どもたちが大人になったころハナミズキも成長している。桜の交流以来貫かれている友情がこれからも続くだろう」と話した。【毎日新聞 山田麻未】


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